想い

2003年6月8日
僕は肉屋でアルバイトをしているのだが、今年で4年目になる。就職の内定先も同じ業界なため、バイトといえど来年からの社会人生活に直接関係あるだけに力がはいる。

今日は朝からアルバイト。
担当は店の半分、豚肉の対面販売売り場。6尺ケース3台分はある対面ケースは僕には正直荷が重い。どれくらいの大きさかといえば、普通見かけるお肉やさんの対面ケースの1,5倍から小さい店だと2倍はある面積だ。

日曜日というかきいれどき。責任は重大だ。
何か落ち度があれば、(例えば欠品、悪質な商品陳列)すぐに百貨店から怒られる。それをアルバイトが担当していたということがわかれば、店の責任者のクビひとつ飛びかねない。本店では対面ケースの豚の色が変わっていたというだけで降格した社員がいるくらいだ。決して大げさな話ではない。

朝からめいっぱい飛ばして気がつけばお昼過ぎ。それでもなくなりそうな商品が2,3あったので大急ぎでご飯を食べて、タバコを1本吸ってすぐに戻り、また仕事。

あっという間の一日だった。

本当に疲れた。
神経をすり減らすような細かい気をつかわなければいけないうえにはやさが要求される仕事。楽をしようと思えば簡単だ。手を抜けばいい。削らなければいけない脂を削らず、引かなければいけない筋を残し、とらなければいけない小さな骨を無視してしまえばいい。何十年やってきた職人であれ、最後の盛り付けでかくしてしまえばわからないことだ。

ただそれでは僕のプライドが許さない。
近所のスーパーの肉屋とは違う。誰に教えてもらったと思ってる?僕が何を目標にしてると思う?僕がどれだけ必死にがんばってきたと思ってるんだ?

疲れてきていらいらして、ここで手を抜けば楽になれるな〜と自分が弱気になったとき、いつも自問自答することだ。

とはいえ、まだまだ技術力不足はいなめない。
気持ちだけでどうにかなるならプロなんていらないわけで。
これから卒業までの間、少しでもその足りないものを埋められればと思う今日この頃でした。


月並みな締めかただな〜。

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